結末はハッピーエンド 毎度変わらずの決まり文句で
「またこの場所で逢おう」だなんて 現実じゃ有り得ないロマンチストをヘイト

...別に苛立つことじゃねえな
生肉を摘まむ 錆びたトングで
焦げた黒い匂いと煙に包まれた世間(ここ)じゃ ラヴストーリーは響かねえ

部屋を派手に散らかす
探し物を見つけ 見せびらかす
床に投げ捨てられた残骸には 布を掛ける
誰にもバレないように

通り過ぎたスターバックス
笑顔が透かす微かな不満の空
愛想ばかり振りまいて 嫌われぬように
何かにしがみつく ただ

裸でタンゴを踊ろう
所詮 男と女の一夜の合唱
本当のお前を曝け出してくれよ
耳塞いで 目を瞑って 知らないフリ
なんてせず抱きしめるから

自分を偽物に落とし込んで 価値のないものに仕立て上げて
夢もクソもない生活に囚われてる
一体何の為に生きてるのかさえ
聞いていたいの
見ていたいの
人に揉まれてできたそのしこりも忘れて

熟れて売れなくなった収穫前のフルーツ
きっとそれと大差なんてもう無くて
崩れそうな孤独を歌うブルース
宵闇に期待と絶望と不安
酔いが覚めたらまた笑えなくなってしまう

愛を貪るのさ 寂しさ紛らわす為
頬から流れるのは 悲しい涙
愛を失うのが怖いまま暮らしている
お前だって同じだろう？ 心を叫んでよ 今