出会ってすぐ目と目を重ねた
世界で一番大事な人が
いなくなったって時間は流れて
戻れやしないんだ
聞き慣れた朝のアラーム音
君が気まぐれに変えたままだ
今となってはうるさく響いて
眠りを邪魔する

偶然触れた小指から
勇気を出して手を握った
あの時の笑顔が
今もここにいて

めぐる季節に君をさらわれて
手を伸ばしてももう届かなくて
小さな仕草も思い出も
頭の中 消えないまま
どこかで暮らす君の幸せを
願う気持ちは嘘じゃないけれど
今だってあの時みたいに
想っているから

気づけば僕の半分以上は
君で作られていたんだと思う
辛い時はいつも
僕の分も泣いてくれたね

掛け違えたボタン一つを
気づいたらなくしてしまって
君だけが埋められる
穴が開いたままで

めぐる季節に君をうばわれて
呼びかけるけどもう届かなくて
あわい匂いも感触も
頭の中 消えないまま
心の穴を吹き抜ける風が
遠くの君の髪を揺らしても
何一つ出来ることもなく
立ち尽くすんだろう

どんな季節になっても
風に空に雨に雪に
君のかけらを
探してまうから

めぐる季節に君をさらわれて
手を伸ばしてももう届かなくて
小さな仕草も思い出も
頭の中 消えないまま
どこかで暮らす君の幸せを
願う気持ちは嘘じゃないけれど
今だってあの時みたいに
想っているから