それは何度目の自暴自棄なの？
些細なしくじりを大事件にして
完璧を崇める街のはずれで
劣等の罪に夜も眠れずにいた

ああなんでそんなに　誰かと比べたがる？
いっそ最後まで比べればいい
比べられるものがもう尽きるまで…

顔形をくらべて　話し方をくらべて
価値観や好き嫌いや人間性もくらべて
その末に分かるから　きっとたどり着くから
誰かみたいな君じゃない ままの君に


それは何度目の自己否定なの？
些細な食い違いを間違いとして
"正しさ自動補正"したがる街で
異端者と自らを罵っていた

ああなんでそんなに　自分のこと蔑むのさ
じゃあたとえばさ僕と君を
比べたら何か少し分かるかも？

僕は　歌うことしか出来ない　ギターしか弾けない
この目に映る人ぐらいにしか届かない
幸せにできるのが　目の前人一人でも
胸を張って唄う　今は君に

ああ　ありのままや　本当の自分が分からないなら
いっそ最後まで比べればいい
比べられるものがもう尽きるまで

顔形を比べて　話し方も比べて
果てに比べ方さえも誰かさんと比べて
「誰かみたい」に当てはまるそれら全部捨てたら
崩れそうな残骸が　君の全てだ

心まで汚れて　間違いも重ねて
どうにかして良い人に見られようと必死で
そんな君も好きだよ　そんな君もありだよ
だからもっと奥の方の君見せてよ

人と人を比べて　心と心比べて
誰かみたいな君じゃなくて　本当の君が
嘘つきでもいいんだよ　怖がりでもいいんだよ
そこから育ってゆく”君らしさ”を
どうか隠さないでよ